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◆管理栄養士に聞いてみた◆アスタキサンチン ~赤色色素のパワーとは!?~

アラフォー主婦 イラスト今回はDHA・EPAをサポートしている成分「アスタキサンチン」について管理栄養士さんにお話を伺ってきました。

アラフォー主婦:よろしくお願いします。さっそくアスタキサンチンについてですが、私は化粧品で聞いたことがありました。赤いボトルに入っているのが多い気がします。

管理栄養士が解説します!栄養士 イラスト管理栄養士:アスタキサンチンは赤い色素をもつ成分なんです。化粧品などではそのイメージから赤いパッケージやラベルが多いのかもしれませんね。

アラフォー主婦 イラスト2アラフォー主婦:なるほど!アスタキサンチンは美容に効く成分なのかな、と思っているんですが実際はどうなんでしょうか。

管理栄養士:そうですね。美容にも効果的です、でもそれ以外にも様々な効果があるので解説していきたいと思います。 

アラフォー主婦:はい!よろしくお願いします。

アスタキサンチンって何?

アスタキサンチンアスタキサンチンはエビ・カニ・鮭など赤い色素をもつ海産物の体表に多く含んでいる成分です。抗酸化作用(※1)、脳疾患予防、美肌効果など健康と美容をサポートしてくれる成分として注目をあびています。

DHA・EPAの不飽和脂肪酸は酸化しやすい性質がありますが、抗酸化物質(※2) のアスタキサンチンと一緒に摂ることで、それらの成分の酸化が抑えられて、効能が十分に得やすくなります。

抗酸化物質にはココアやワインに含まれるポリフェノール、トマトのリコピンなどが有名ですが、アスタキサンチンの良さはそのパワーが突出している点です。研究結果によると、アスタキサンチンは代表的な抗酸化物質と比べて、ビタミンCの6,000倍、カテキンの550倍、コエンザイムQ10の800倍近い抗酸化力を持っていることがわかっています。

(※1) 抗酸化作用とは、カラダが活性酸素により酸化されるのを防ぐ働きです。


(※2) 抗酸化物質とは、細胞が酸化されるのを防ぐ物質です。生活習慣病の予防や美容に役立ち、さまざまな食品に含まれています。代表的なものは次のようなものがあります。
・ゴマリグナン(ゴマ)
・ビタミンE(ゴマ、アボガド、ナッツなど)
・イソフラボン(大豆)
・カテキン(緑茶)

~アスタキサンチンの背景~

ロブスターアスタキサンチンはロブスターから発見された成分です。アスタキサンチンの「アスタ」とはロブスターの属名Abstacusより名づけられています。エビ・カニなどの甲殻類、鮭・いくら・タイなどに含まれ、加熱すると鮮やかな赤色を呈します。

エビ・カニ・鮭などはアスタキサンチンを含んでいるプランクトンを捕食して、体内にアスタキサンチンを蓄えています。現在、これらのアスタキサンチンは稀少のため、植物プランクトンのヘマトコッカス藻から抽出したアスタキサンチンが化粧品やサプリメントに利用されています。

~アスタキサンチンの主な働き~

アスタキサンチンには次のような働きがあります。
・抗酸化作用
・脳、眼疾患の予防
・筋肉疲労の軽減
・美肌、美容効果

抗酸化作用

~DHA・EPAへの抗酸化作用について~

DHAは脳と神経系の健康に効果的な脂肪酸ですが、酸化しやすい性質があります。アスタキサンチンは抗酸化物質の中でも脳と目の細胞で抗酸化力が発揮できる成分です。アスタキサンチンがDHAの成分の酸化を防いで、栄養素が十分に脳と目に供給されるのを助けます。

EPAの脂肪酸は血管の健康維持に役立つ成分ですが、活性酸素(※3)により酸化されやすい性質があります。多量に発生した活性酸素は血液中のLDLコレステロール(※4)を酸化させ、血管壁に沈着していきます。その結果、血流が悪化して、動脈硬化をひきおこしやすくなります。

動脈硬化は進行すると、血管内に血栓ができ、末端の細胞まで十分に栄養と酸素が供給されなくなります。抗酸化物質のアスタキンサンチンはLDLコレステロールの酸化を防いで、血液の流れを改善するよう働きかけてくれます。EPAとの共同作用が血管の健康維持を担ってくれているのです。

~抗酸化物質の働き~

過剰に発生した活性酸素を抑制するのが抗酸化物質の働きです。アスタキサンチンもこの抗酸化物質のひとつです。抗酸化物質は抑制できる活性酸素が異なり、それぞれ役割をもっています。主な抗酸化物質は次のように分類されます。

【脂 溶 性】
アスタキサンチン・コエンザイムQ10・ビタミンE・βカロテン・リコピン・ポリフェノール・イソフラボン・ゴマリグナンなど
【中間的性質】
アスタキサンチン・αリポ酸など
【水 溶 性】
ビタミンC・ビタミンB群・セレン・亜鉛など

アスタキサンチンは活性酸素の中でも一重項酸素という分類に対して効力が高いことがわかっています。一重項酸素は毒性が高く、紫外線を過度に浴びると、皮膚細胞に多く発生するものです。肌のシミ・シワ・たるみを引き起こし、皮膚がんの要因にもなる活性酸素です。つまりアスタキサンチンは美肌に効果的と言えます。

さらに、抗酸化物質は力を発揮する場所も異なります。例えば、β-カロテンは細胞膜の中心部、ビタミンEは細胞膜の内側で抗酸化力を発揮します。アスタキサンチンは脂溶性ビタミンで細胞膜の中心部と表面の両方で抗酸化力を発揮することができるため、その力は他の抗酸化物質よりも強力です。

(※4)活性酸素とは!?
生物が生きていくうえで吸い込む酸素は体内で有効に利用されると同時に、一部は健康を害する活性酸素に変化してしまいます。体内にはもともと活性酸素を除去する抗酸化酵素が備わっていますが、加齢に伴い、それらの酵素が減っていきます。過剰に発生した活性酸素は細胞を酸化させたり、遺伝子を傷つけたりして、健康を害する原因になります。また、肌の衰え・しみ・しわなど老化を早める原因にもなりえます。

活性酸素が増える要因には農薬や食品添加物などの化学物質・大気汚染・紫外線・ストレスなども指摘されています。活性酸素には主に

・スーパーオキシドアニオン
・過酸化水素
・ヒドロキシルラジカル
・一重項酸素

などに分類されます。

DHA・EPAなどの多価不飽和脂肪酸は酸化されやすい性質があります。例えば、ヒドロキシルラジカルがDHA・EPAなどの脂肪酸と結びつくと、脂質ラジカルに変化し、さらに化学変化を起こして、脂質ペルオキシルラジカルに変化します。また、次に化学変化により過酸化脂質となります。このように一つの活性酸素は化学変化をくり返して、大量の活性酸素をつくります。

(※3)LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれていますが、本来は体には必要な成分です。血液の流れに乗って体に必要なコレステロールを必要な場所へと運ぶ役目を担っています。ただし増えすぎたLDLコレステロールは動脈硬化などのリスクを高める原因になってしまいます。

脳、眼疾患の予防

眼アスタキサンチンは脳と目の細胞で抗酸化力が発揮できる成分です。目の老化防止や白内障の予防にも効果があるといわれています。
脳はカラダの中で多くの酸素を使うため、活性酸素を大量に発生します。脳の約半分は活性酸素と結びつきやすい脂肪で構成され、そのため、脳は活性酸素による損害を受けやすくなります。アスタキサンチンを摂ることで活性酸素を抑制し疾患の予防につながります。

筋肉疲労の軽減

運動筋肉疲労は筋肉に過度に活性酸素が発生して、緊張による痛み、コリ、むくみなどの症状があらわれることをいいます。アスタキサンチンの強い抗酸化作用が、多量に発生した活性酸素を除去して、筋肉疲労の回復を早めます。特に運動前に摂取しておくと、筋肉細胞の損傷が抑えられて、翌日に疲れが残りにくくなります。また、日常的に摂取しておくと、疲れの回復度が上がり、運動のパフォーマンスアップにつながりやすくなります。

さらに、アスタキサンチンは脂肪をエネルギーに変える働きにも優れています。アスタキサンチンを摂取して運動すると、脂肪燃焼がアップし、かつ疲労度も減り、運動が継続しやすくなるため、生活習慣病(高血圧、糖尿病、肥満など)の予防やダイエットにも効果的です。

美肌、美容効果

美肌シミ、シワなど肌の衰えの原因は紫外線と食生活が関係します。紫外線を浴びた皮膚には一重項酸素と呼ばれる活性酸素が発生し、化学変化を起こして過酸化脂質が生成されます。この物質は細胞を酸化させたり、遺伝子を傷つけたりして、肌のトラブルや老化の原因、さらには皮膚がんの要因にもなります。

アスタキサンチンは一重項酸素に対しての抗酸化力が高く、皮膚に発生する活性酸素を抑え、肌細胞を守ってくれる作用があります。

食生活面では、肌は腸の健康と連動しています。腸内環境を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維や肌を構成するタンパク質の食材をとりいれることが大切です。

アスタキサンチンを体内に持つサケは産卵のために、川をのぼり、浅瀬に卵を産みます。長距離の移動にも耐えられる持久力があり、浅瀬に産んだ卵が紫外線によって損傷を受けないのは、アスタキサンチンを体内に蓄えているからだとされています。

結論

DHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸は活性酸素に酸化されやすい性質がありますが、抗酸化力の強いアスタキサンチンと一緒に摂取することで、成分の劣化を抑えやすくなります。

アスタキサンチンの特徴は細胞膜の中心部と表面の両方で抗酸化力を発揮することができ、他の抗酸化物質よりも強いパワーを持っていることです。カラダに過剰に発生した活性酸素は脂肪酸と結びついて細胞を酸化させたり、遺伝子を傷つけたりします。それが生活習慣病(循環器系疾患、がんなど)を引き起こしたり、老化を早めたりする原因とされています。

食品成分の機能は相乗的に働くため、DHA・EPA単体ではなくアスタキサンチンと組み合わせて摂取して、効能を高めていくことがおすすめです。

監修者 管理栄養士

アラフォー主婦 イラスト米国にて高等教育終了後帰国、食物栄養学部を卒業。
大学研究室にて秘書、翻訳の経験を経て、現在管理栄養士として栄養関連記事の執筆、栄養指導、英日・日英翻訳を行う。
ニックネーム: afcom


<参考資料>
カルテノイドの科学と最新応用技術  ㈱シーエムシ―出版 宮下和夫
美肌、目と脳を守るアスタキサンチン ハート出版

アラフォー主婦 イラスト3
アラフォー主婦:アスタキサンチンの美容効果は知ってはいたけれど、そのパワーの意味を知ってあらためて興味がわきました。

アラフォー主婦:さらに、抗酸化力もかなり期待できますね。DHA・EPAをしっかり守ってくれそうです。

管理栄養士 イラスト管理栄養士:はい。DHA・EPAを単体で摂るのではなくアスタキサンチンと一緒に摂取することでより効率よく吸収することができます。

アラフォー主婦:抗酸化も美容もという、欲張りな私には嬉しい成分でした!ありがとうございました。


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